2017年 秋号
- ピアノ 高丸 もと子
- 調律師が言う
- しばらく弾かれていないピアノは委縮しています
- いつも弾いてもらっているピアノは自分を主張してきます
- でもこのピアノは育ちがいいので素直にもとに戻りました
- ほら 大きく息をしているみたいでしょ
- このピアノ
- 今までどこにいて
- どんな生活をしていたのか何も知らない
- けれど私のピアノになった
- 彼女は最後に
- メヌエットを弾いてくれた
- そして
- 夕焼けといっしょに山を下りていった
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