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>>風聲庵日録バックナンバー

2017年4月29日(土)

  昨夜帰宅したのが遅かったので、午前中にいろいろと片付けて、午後二時頃になって自宅を出た。
ことしの連休は大型といえるのだろうけれど、たぶん移動は分散していて、高速道路はふだんの平日より車が少なかった。三時半頃に山荘に着く。
  テーブルの上に、鳥の餌にしようと古い米や雑穀をそのまま残しておいたら、ネズミが食べ散らかした。
小さな三角の糞が散乱していて、トガリネズミのものらしい。トガリネズミやヒメネズミの類はどこから家の中に入るのか、出入り口を見つけるのが難しい。改めて家のなかを見たら、クモの巣が見当たらない。トガリネズミは肉食で、昆虫など食べるから家のなかの蜘蛛はみんな食べられてしまうのだ。慌てて掃除機を出して、掃除をした。
 高速道路を走っていた時、なんとなく雲行きが怪しいな、と思っていたが、掃除を終え、風呂から出たら、いきなり雷が鳴って、霰が降ってきた。西日があたりを夕焼け色に染めているのに、そのなかで音たてて霰が降って、雷鳴し、稲光がしている。なんとも変な天気だ。夕方六時4度。

2017年4月30日(日)

  今朝はよく晴れた。ベランダの水の残っている所は凍っている。朝六時1度。
 晴れているので気温は急上昇。九時8度。昨日のネズミのこともあるので、布団を干す。庭をひとめぐりするが、ことしは季節が遅れていて、山椒の葉が出ていない。富士桜の花もちらほら。まだ蕾の方が多いくらいだ。イヌザクラの葉もやっと新芽を広げ始めたばかり。アブラチャンがほぼ満開で、ウグイスカグラも咲いている。草花はタチツボスミレや春リンドウが枯れ草のなかにのぞいている。裏の林に入ってみると、白花延齢草の花が二つか三つ見えるだけで、まだまだ枯れ木ばかりといった感じ。

白花延齢草

 午後散歩する。少し体力的にはきついけれど、クラブハウスの方まで歩いてみる。体感的には15度を超えている。今日はほんとうにいい陽気だけれど、木々に目をやるとやっぱり季節が遅れているといった感じだ。富士山の雪もまだ凍てついているふうにみえる。小鳥が飛び回っていても、年寄りの私が確認できたのはキビタキとシジュウカラくらいだ。最近は若い人を見ることが多くなった。途中で道をよぎる鹿二頭に出会った。
 夕方六時12度。国道139号線に沿って霧が出ている。